製缶とは?用途や製作の手順を紹介


弊社の業務の1つとして、金属や鋼板を加工する製缶工事を行っています。

このブログでは


・製缶の意味

・製缶に適している材料、適さない材料とその理由

・製作物の紹介

・ご依頼いただいてから製作までの流れ


を説明していきます。



【製缶とは】

製缶(せいかん)とは、缶詰や一斗缶などの缶を製造するという意味で使われている言葉です。

ですが、製造業で製缶という言葉は、鉄やステンレスなどの金属を切断・曲げ加工・溶接などを行って構造物を作るという意味で用いられています。

製缶で作られるものは、タンク・水槽・架台・機械装置などがあります。

鉄板や形鋼を加工して立体的な容器や構造物を作ります。

製缶は厚さ3mm以上の金属を使うことが多く、板金加工とは区別されます。



【製缶に適した材料と適さない材料】

製缶加工では、板金加工よりも高い強度が求められる製品を作るケースが多いです。

そのため鉄やステンレスといった強度の高い材料を使用しています。

一方でアルミや銅などのように素材の強度が低いものは、適していません。

アルミは軽量で耐食性があり低コストなので使用される場面もありますが、割れやすく歪みやすいので注意が必要です。



【木下工業㈱が製作している製缶物】



・計量ホッパー


粉粒体や液体等を用途に合わせて計量する装置です。

穀類・飼料・化学・肥料・窯業・食品・鉄鋼など様々な場所で使用されています。

計量ホッパーはホッパースケールの一部で、下記のように構成されています。

原料を供給する「供給装置」

原料を受け入れる「計量ホッパー」

原料を排出する「排出装置」

重量を感知する「計量装置」

重量を表示する「指示装置」

運転を管理する「制御装置」




・海洋オイルフェンス巻取機


水面での油抽出事故防止に活躍します。

海や川などに油が流出してしまった時は迅速な対応が求められます。

巻取機を設置することによりオイルフェンスを展張し油の飛散を防止します。


その他にもさまざまな製缶を行っています!



【製缶製作の流れ】


1.図面の確認

ご依頼いただいた製作図面から製作に必要な材料の拾い出しをします。

実際に使用する際の利便性などを考慮し、改善点等がありましたらアドバイスさせていただきより良い製品が作れるよう尽力いたします。


2.切断

図面を元に鋼材を寸法通りのサイズに切断します。

切断方法は高温で溶かす切断、機械の力でハサミのように上下に圧力をかけるせん断、少しずつ切ったり削ったりする切削などがあります。


3.穴あけ加工

他の部品やボルトを通せるよう切断した金属板に穴あけ加工を行います。


4.溶接

複数の部品を接合するために溶接を行います。

溶接の方法はアーク溶接、半自動溶接、TIG溶接などがあります。


5.仕上げ・歪み取り

溶接した周辺にはスパッタと呼ばれる溶接時の火花が製品にこびりついてしまいます。

それ以外にも接地面などに不要な溶接の肉をサンダー等で除去をし、仕上げを行います。

溶接時の熱で発生した歪みを修正します。

製品が小型か鋼材が薄い場合は物理的な方法で比較的簡単に歪みをとることができますが、基本的にはガスで炙って歪みをとることがほとんどです。


6.表面処理・塗装

製品を使用する環境に合わせて表面処理を施します。

塗装は外観をよく見せるだけでなく、製品を錆などの劣化から保護してくれる役割を持っています。


7.組立

架台等、溶接組立やボルト・ネジによる組立作業を行います。


8.検査・納品

お客様の検査基準に則り、製品に問題がないか検査を行います。

問題がなければその後、お客様へ納品となります。



【製缶工事なら木下工業へ!】

当社は兵庫県姫路市に拠点に製缶工事などを行っています。

製作だけではなく設置工事までを一貫して行うことができ、図面から最終設置時のイメージを考慮しながら製作するため現場での誤差も少なく、他社品の設置工事と比較すると短工期で設置工事が可能で不具合も起きにくいのが当社の強みです。

経験豊富なスタッフとともにお客様のニーズに合わせて商品を提供させていただきます。

ご依頼があれば全国どこでも出張可能です。

ご依頼いただけるお客様を心よりお待ちしております。