可とう継手とは


【可とう継手とは】

・コンクリート構造物の伸縮継ぎ目に発生する不等沈下や伸縮、地震変位などを吸収し伸縮部材の形状変形により追随することでコンクリート構造物を漏水や破損から守る働きをする継手です。対候性に優れたゴムや可とう性、耐震性、耐久性、水密性、対候性に優れたものを使用することでより高い効果を得られます。止水材を鋼製枠材に使用することで、コンクリートと枠材の海面からの漏水を確実に防ぎます。

・新設構造物用可とう継手装置は、新設コンクリート同士の取り合い部に設置できる可とう継手装置です。

・新設・既設構造物取り合い用可とう継手装置は、既設コンクリートと新設コンクリートの取り合い部に設置できる可とう継手装置です。



【施工場所】

共同溝・樋門・鉄道・下水処理場・地下通路・重要研究施設・建築大型再開発事業など



【施工方法】

1.工場にて鋼製枠材にゴムを取付け、仮設連結材・補強材で組  み立てられた可とう継手装置を現場に搬入します。

2.基準墨より、受皿用・壁内及び逃げ墨を出し、継手位置を決めます。

3.底版高さに水系を張ります。

4.受皿を受皿用墨に合わせ、均コンクリートにホールアンカーで固定します。

5.底版高さに張った水系と各受皿までの高さを測ります。

6.クレーンにて継手を立て吊りします。

8. 高さ調節ボルトを鋼製枠材の高ナットにねじ込み、端部ナットで高さを調節します。

8.大ハンマー、バール等で下げ振りを目安に可とう継手を壁内墨、逃げ墨に合わせるとともに、底版高さが合っているか水系にて調節し、違う場合は再度高さ調節ボルトを調節します。調節後、高さ調節ボルトと受皿を仮溶接固定します。

9.タンバックル、レバーブロック等で垂直度を調節後、コンクリート打設時の継手装置が移動変形しないよう、倒れ止め材・控え材を後打ちコンクリート側に溶接固定しますが、枠体に直接溶接はせず、アンカー又は打設補強材に溶接するようにします。



【施工方法(改修工法) 】

1. 躯体寸法実測、施工での不具合箇所の確認をします。

2. 下地処理工事

下地の状態が悪い場合

墨出しを行い、規定の寸法にハツリ出し、躯体を樹脂モルタル等で平滑に仕上げます。

下地の状態が良い場合

下地の不陸を研磨又は樹脂モルタル等で平滑に仕上げます。

3. 墨出しを行い、墨出し位置からずれないように削孔します。その後、ケミカルアンカーの使用に応じてボルトの打設を行います。

4. ゴム取付け部分の汚れなどを撤去し、シールの貼り付け、ゴム取付けを行います。押え板をナット・ワッシャで固定し締め付けます。その後、トルク確認・増し締めを行います。




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